イリ州で『三つの不法(者)を取り締まる』を口実に19人の外国人が逮捕

RFA 2008年1月22日

1月21日のイリ日報新聞の報道によると、最近イリ州政府と警察が『三つの不法(者)を取り締まる』運動を始めており、同地域内に不法出入した者、不法滞在した者、不法就労した者を取り締まり対象としているこの運動ではこれまでに19人の外国人が逮捕された。19人のうち、17人が『不法滞在』の罪、2人が『不法就労』の罪を口実に逮捕されており、現在処分を待っていることが明らかにされている。

イリ州政府の公式サイトによると、年明け前にもイリ州政府が政治に関する活動目的で同地域内に入り、ホテルや民家に滞在しながら活動している外国人を徹底的に取り締まることを命じる『特別文件』を発行しており、これまでに警察を含む260人を動員させている。

世界ウイグル会議スポークスマンのデリシャット・レシット氏は、今週の火曜日にRFAを含む複数のメディアに対して声明を発表し、「毎年イリ事件の記念日が近づくと、中国政府はこのような取り締まりを強化するようにしてきた。北京オリンピックを前に社会の安定化を図ることを口実にして打ち出した今回の取り締まりは、この地域の政治的敏感度を高めて、97年のような民衆運動を二度と起こさせないようにすること、そして、外国人記者がイリ事件及びウイグルの置かれている現実について正しい情報を入手するのを防ぐことを目的とした政策である。この件は、中国政府が北京オリンピックを前にウイグル人に対する弾圧を更に強化するほか、報道の自由を更に踏みにじっていることを証明する出来事である。」と話して、中国政府を非難した。

http://www.rfa.org/uyghur/xewerler/uyghur/2008/01/22/clean-up/index.html?simple=1