人身売買の被害者? 脱出ウイグル族? タイで不法入国者220人拘束

産経新聞 2014.03.14

 【北京=川越一】AP通信によると、タイ南部ソンクラー県の山岳地帯で14日までに、子供82人を含む身元不明の不法入国者220人が拘束された。人身売買の被害者とみられているが、米政府系放送局ラジオ自由アジアは、中国新疆ウイグル自治区を脱出したウイグル族だとしている。

 タイ警察が13日未明、ゴム農園近くの秘密キャンプを捜索して、潜んでいた集団を発見した。不法入国者はトルコ系イスラム教徒を自称しているが、身元が確認できる書類は一切所持していなかった。

 タイは人身売買の中継地として利用されており、昨年1月にはミャンマーのイスラム系少数民族800人以上が同県で発見されたという。警察当局は人身売買組織が第三国への移送を計画していたとみている。

 一方、同ラジオは不法入国者の親族からの情報として、不法入国者はウイグル族で、中国への送還を恐れて「トルコ人」を装っているとしている。報道が事実ならば、雲南省の昆明駅で起きた無差別殺傷事件以降、同自治区内でのウイグル族への締め付けが強化されている可能性もある。

 中国外務省の洪磊報道官は14日の定例記者会見で、「関連する状況について聞いていない」と事実確認を避けた。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140314/chn14031419520005-n1.htm