来たる中国指導部変更とウイグルに与えうる影響に関する国際会議

会議の議題・日程(英文)

ヨーロッパ東トルキスタン連合は、中国指導部変更とウイグルに関連する影響に関する国際会議の開催の告知を喜ばしく思っている。

開催日時:2012年10月1日
開催場所:ドイツ、ミュンヘン、バイエルン州議会議事堂

会議は、社会民主党バイエルン州議会のドイツ社会民主党(SPD)と緑の党(Bundnis/90 Die Grunen)の協力、世界ウイグル会議(WUC)の後援の下に開催される。

国際会議の時期は特に、10月1日は中国の国民的祝日であるが、自由と人権が失われた日として何百万人もの人々が嘆き悲しむ日でもある。

バイエルン州議会議事堂で開催される会議では、中国共産党による63年に及ぶ占領下での東トルキスタンにおけるウイグル人の状況と、中国指導部の変更による影響が、議題のトップに上がっている。既存の方針の強化や新たな手法の開発など、父祖の住む地を離れたウイグル人の人権運動の改善などといったテーマについても議論がなされる。会議の出席者は著名な学者、国会議員、議題に関する分野での国際的な人権活動家や専門家などで、講演者として招かれている人もいる。

9月には、大々的な指導部の変更のため、第18回中国国会が召集される。現在の最高指導者である胡錦涛と中国総理である温家宝が現在の中国最高の力を持つポジションの退任に伴い、現在の政策の改良か強化かの可能性がある。そのため、次の指導者が誰になるかが極めて重要な意味を持つ。現在に至るまでほとんど、あるいは全くなかった、稀有な改善の機会となる可能性があるため、この時期はウイグル人にとって特に重要な時期となる。本会議は、この大規模な指導部の置き換えや、彼ら自身や東トルキスタンにいる家族や友人にどのような影響を及ぼす可能性があるかについての討論に参加する機会をウイグル人コミュニティに提供する。中国の政治と人権分野の専門家の見解を受け取る機会ともなる。

我々は、皆さんがこの会議に参加されるよう招待する。後援者リストなどの本会議に関する更なる詳細については、近日公表予定である。

ヨーロッパ東トルキスタン連合は1990年10月に、今日もウイグル人の人権と民主主義活動の第一線にあり続けているエルキン・アルプテキン、アニワル・ジャン、アスカル・ジャン、ウメル・カナットを含むウイグル人知識人によりドイツのミュンヘンで設立された。 連合は最初、父祖の地を離れたウイグル人による、中国の軍事占領下にあってウイグル人の苦境を広く知らしめるための、資本民主主義 に基づいた組織であった。連合は、先の世界ウイグル青年会議(1996)と東トルキスタン(ウイグル)民族会議(1999)の創立会議に着手・主催した。2003年、東トルキスタン(ウイグル)民族会議と世界ウイグル青年会議が自発的に合流し、世界ウイグル会議(WUC)を設立した。1990年代後半以来の中国の抑圧から逃亡し、ドイツでの住民権を得ようと努めてきた数百のウイグル人亡命者を連合は歓迎してきた。