世界ウイグル会議のご紹介

世界ウイグル会議(World Uyghur Congress, WUC)は、東トルキスタン国内外のウイグルの人々の集団的利害を代表する国際的な組織である。

世界ウイグル会議は、2004年4月16日にドイツ・ミュンヘンで開催された総会で、東トルキスタン民族会議と世界ウイグル青年会議の合併により誕生した統一組織である。世界ウイグル会議は、平和的、非暴力的、民主的な手段を利用し、ウイグルの人々の自由、民主、人権、民族自決権、そして、東トルキスタンの独立した政治的将来の獲得を目的としており、そのために奮闘する。

世界ウイグル会議は民主的組織である。世界ウイグル会議の指導部は、世界ウイグル会議総会で、世界各国のウイグル人組織の代表らによる民主的選挙で選出される。任期は3年。世界ウイグル会議は、東トルキスタンのウイグル人の人権、宗教の自由、民主主義を平和的に促進している世界各国のほとんどのウイグル人組織と密接な協力関係を持っている。

2004年に開催された世界ウイグル会議第一回総会では、エリキン・アリプテキン氏が総裁に選ばれていた。彼は、2006年に開催された世界ウイグル会議第二回総会までに、総裁を務めた。エリキン・アリプテキン氏は、オランダのハーグに本部を置く国際組織「代表なき国家民族機構(UNPO)」の元事務総長である。彼は、国際組織や各国政府に対するウイグル人の民族自決権のためのロビー活動において素晴らしい経験を持っている。彼はまた、チベットの人々の精神的指導者であるダライラマ法王の親友でもある。

2006年11月24日~27日にドイツ・ミュンヘンで開催された世界ウイグル会議第二回総会では、ラビア・カーディル女史が世界ウイグル会議総裁に選ばれた。

世界ウイグル会議第三回総会は、2009年5月21日~25日にアメリカ・ワシントンで開催された。(開会式は米議会議事堂にて行われた。) 総会には、世界各国からの代表や監視員らが参加した。総会では、国際ウイグル人権・民主化運動のリーダラビア・カーディル女史が全会一致で世界ウイグル会議総裁に再選された。

世界ウイグル会議第四回総会は、2012年5月14日~18日に日本・東京で開催された。(開会式は憲政記念館にて行われた。) 総会には、世界各国からの代表や監視員らが参加した。総会では、国際ウイグル人権・民主化運動のリーダラビア・カーディル女史が全会一致で世界ウイグル会議総裁に再選された。

ラビア・カーディル女史は、世界ウイグル会議総裁に選ばれる前に、「国際ウイグル人権及び民主主義基金」を設立していた。また、アメリカ・ワシントンに本部を置く「アメリカウイグル協会」の会長を務めていた。彼女はまた、ラフト人権賞の受賞者でもあり、2005-2006-2007-2008-2009-2010-2011年度のノーベル平和賞にもノミネートされた。彼女は、中国の悪名高い刑務所で5年間の人生を過ごした。釈放の後、彼女は全ての精力をウイグル人の自由、民主、人権のための運動に捧げてきた。彼女は、彼女の偉大な業績のために「ウイグル人の指導者及び精神的な母」との栄誉称号を得ている。