国際圧力で中国と対話も=「人権」日本に協力要請-ウイグル活動家

時事通信 2007年11月9日 14時27分

「ウイグルの母」と呼ばれる在米ウイグル人の人権活動家で、ノーベル平和賞候補にも挙がったラビア・カーディルさん(60)が9日、都内で時事通信のインタビューに応じた。

この中でカーディルさんは、中国が「反テロ」を口実に新疆ウイグル自治区のウイグル族への弾圧を強めていると批判した上で、「世界を歩き回り、国際圧力を高めれば、中国の対ウイグル政策を改善できると思っている。中国の態度次第で平和的プロセスで対話したい」と述べ、中国側に対話を呼び掛けた。

初めて来日したカーディルさんは「日本はアジアで最も民主的な国だ」として日本の政府や国会、国民にウイグルの悲惨な人権の現状を伝えたいとの希望を表明。ウイグル問題を「政府の対外援助に入れたり、国際会議で言及したり、国会で支援を提起したりするなど協力してほしい」と訴えた。

http://www.jiji.com/jc/zc?key=%a5%a6%a5%a4%a5%b0%a5%eb&k=200711/2007110900611