新疆で衝突、6人射殺6人自爆 当局「全員ウイグル族」

朝日新聞 2014.01.25

中国新疆ウイグル自治区の政府系ニュースサイト・天山網は25日、同自治区のアクス地区トクス県で24日に「暴力テロ事件」が起き、「公安当局が暴徒6人を射殺、5人を拘束したほか、6人の暴徒が自爆し死亡した」と伝えた。警官1人が軽傷を負ったという。自治区政府当局者は朝日新聞の取材に「暴徒17人は全員ウイグル族だ」と語った。

同サイトと当局者の話によると、トクス県の美容院と市場で24日夕に爆発事件が発生。公安当局者が捜査していたところ、爆発物を投げつけられて襲撃されたため、暴徒らを射殺するなどしたという。

北京では昨年10月、天安門前に車が突入する事件が起きた。ウイグル族が関わったとみられ、当局はウイグル族への締め付けを強めている。同自治区では漢族とウイグル族の民族対立に根ざした事件が続いており、今回も対立感情が背景にある可能性がある。(上海=金順姫)

http://www.asahi.com/articles/ASG1T5JQVG1TUHBI01M.html