中国当局、ウルムチのウイグル人が集中するタシブラック居住区から20万人以上を強制移住

RFA 2010.12.16 | 翻訳・掲載:2010.12.17

中国当局は最近、ウルムチのウイグル人が集中するタシブラック居住区から20万人以上を強制移住させた。タシブラック居住区から強制移住させられた20万人以上のうち、わずかな数の中国人移民(漢人)と回族も含まれているが、ほとんどがウイグル人住民だった。

当局の声である「新疆ニュースサイト」によると、今回の強制移住は、政府の「時代に合う街づくり計画」の一環として実施されたものであるという。この報道によると、政府は今年のはじめ頃からウルムチで数少ないウイグル人居住区の一つであるタシブラック居住区の「大規模整備工事」に着手しており、これまでに既に20万人以上が強制移住させられたという。3年かけて完成させる計画となっているこの「大規模整備工事」には、政府が膨大な予算をふっているという。

中国当局は、2009年7月5日に起きたウルムチ大虐殺事件以来、ウルムチに滞在するウイグル人流動人口の分散に必死で取り込んでおり、これまでは既にウルムチでウイグル人流動人口が最も集中する居住区である競馬場やヤマリク山付近の複数のウイグル人居住区の住民らを強制移住させていた。

http://www.rfa.org/uyghur/xewerler/qisqa_xewerler/kochuruwetilgen-ahale-12162010165717.html