ウイグル領土、民族学校と漢族学校の合併が進む

RFA 2008年2月14日

(前略)

幾つかの中国報道機関の報道によると、ウイグル領土で漢族学校と合併させられた少数民族学校の数が2000年の461校から現在718校に増えた。この報道によると、ウイグル領土の一部の県において、幼稚園、小学校、中学校、高等学校でウイグル語、カザフ語などの7つの言語で授業を行っていた学校も存在しており、中国当局はこれを「教育財産の無駄」と判断し、合併を決めたという。

しかし、少数民族の子供たちを自分の母語ではなく、一貫して漢語で教育することが国際社会の非難を呼んでいる。特に、ウイグルの自由を目指して民主的手段で活動をしているウイグル人組織がこのことに激しく反発している。

中国の自治法では自治区内においての民族教育の実施がはっきりと認められているのにもかかわらず、ウイグル領土ではその法律が全く無視された形で一貫して漢語による教育が進められている。ウイグルの政治活動家たちは「明らかにウイグルの民族アイデンティティーの崩壊を狙った同化政策だ」と中国を非難している。

http://www.rfa.org/uyghur/xewerler/uyghur/2008/02/14/uyghur-qosh-til-maarip/