「東トルキスタンのウイグル人の未来」と題する国際会議が米国会議事堂で開幕

「東トルキスタンのウイグル人の未来」と題する国際会議が米国会議事堂で開幕

RFA 2011.05.02 (一部抜粋) | 翻訳・掲載:2011.05.04

「東トルキスタンのウイグル人の未来」と題する国際会議が、2011年5月2日にワシントンDCの米国会議事堂で開幕した。世界20カ国から集まった異なる主張を持つ150人ほどのウイグル人代表らが東トルキスタンのウイグル人の未来と東トルキスタン民族運動の今後について話し合うこの国際会議は、2011年5月2日から8日までにアメリカで開催されることになっている。

初日の5月2日は、午前中に米国会議事堂で開会式が行われ、午後にはワシントンにある中国大使館前で抗議デモが行われた。午前10時から12時半まで行われた開会式では、世界ウイグル会議のラビア・カーディル総裁が演説したほか、米下院議員(共和党)Frank R. Wolf氏、米下院議員(民主党)Jim McGovern氏、全米民主主義基金(NED1)の代表Carl Gershman氏、ブッシュ政権で国務次官補を務めたRandall Shriver氏などが演説しウイグル人への支持を表明した。

NED代表のCarl Gershman氏は演説の中で、中国当局がウイグル人に対して民族浄化政策を行っており、アメリカ政府及び国際社会がこの問題に直ちに反応しなければならないと指摘した。米下院議員Jim McGovern氏は演説の中で、ウルムチ事件で中国当局が行った武力鎮圧、無差別拘束・逮捕、処刑や無期限の拘束などを強く非難した。

2009年7月5日に起きたウルムチ大虐殺の後、更に激しさを増す中国人移民の急増、言語の剥奪と文化の虐殺、経済的略奪と高圧的政治、強制移住や中国本土への強制連行などにより、東トルキスタンでウイグル人が文化・経済・政治など様々な面において前代未聞の危機的状況に直面するようになった。今回の国際会議は、ウイグル人が直面するこの危機的状況を意識し、ラビア・カーディル総裁の呼びかけによって数ヶ月間の準備の末実現したものである。

http://www.rfa.org/uyghur/xewerler/tepsili_xewer/aliy-kengesh-05022011205943.html