カシュガルで聖火リレー 厳戒態勢、沿道は外出禁止

東京新聞 2008年6月18日

【カシュガル(中国新疆ウイグル自治区)18日共同】北京五輪の聖火リレーは18日午前、新疆ウイグル自治区で2番目の都市となるカシュガルで行われた。独立運動を続ける少数民族、ウイグル民族が集中する同市では、抗議、妨害活動を警戒、沿道住民の外出を禁止するなど厳重な警備態勢が敷かれた。

15世紀に建立されたエイティガル・モスク(イスラム教礼拝所)前の広場をスタートし、ゴールの人民広場まで約6・5キロを208人のランナーがリレー。同モスクには毎日早朝、多くの市民が礼拝に訪れるが、この日は正門が閉鎖され裏門だけの使用が許された。

沿道では17日から商店の営業が禁止されたほか、18日は職場や住宅からの外出を禁じ、窓やカーテンも閉めるよう指示が出された。見物客は職場などを通じ許可証を得た人に限られた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008061801000252.html