ホータン地区カラカシ県、長いスカートや白帽子の着用禁止

RFA 2008年6月4日 (一部抜粋)

ウイグル領土ではこれまでに学生に対して礼拝、断食、宗教教育などが禁じられてきたが、今度は「宗教的なイメージを感じさせる可能性のある衣装」の着用が禁じられることになった。

ホータン地区カラカシ県のある中学校の幹部によると、今年3月23日のデモ以降は学生の衣装に関する新たな制度が実施されているという。その制度では、女子生徒の場合、スカート(又はワンピース)の長さは膝より5センチ以上下に伸びないこと、男子生徒の場合、白いドッパ(ウイグルで普段良く被る帽子)を被らないことが規定されているという。そして、これまでにこの制度に違反した女子生徒48人と男子生徒13人が「教育処分」を受けたという。更に、同幹部によると、民族のシンボルを意味する彫刻模様のある衣装の着用も禁じられているという。

ウイグル民族運動のリーダラビア・カーディルさんは、この件に関して当局を強く非難した。そして、カラカシ県で3人の少年(中学生)に実刑判決(分裂主義者として)が言い渡されたことについて国連人権委員会・子供の権利に関する委員会の責任者に書簡を送り、ホータンで独立した調査を実施するよう訴えたことを明らかにした。

http://www.rfa.org/uyghur/xewerler/tepsili_xewer/qaraqashta-doppa-koynek-cheklinish-06052008052510.html