中国のアフリカ銃弾輸出で内戦激化 アムネスティが批判

産経新聞 2013.03.20

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは19日、西アフリカのコートジボワールが内戦状態だった2002~03年前後の時期、同国に中国が大量の銃弾を輸出していたとの報告書を発表。内戦やその後の混乱を激化させたと批判した。

シェティ事務総長らが国連の武器貿易条約(ATT)交渉開始を受け、ニューヨークの国連本部で記者会見した。

銃はブルガリアが提供したほか軍用航空機をベラルーシが、軍用車両をウクライナがコートジボワール政府に輸出したと指摘。社会の混乱や市民の虐殺を助長するような武器輸出を防ぐため「強く効果的、包括的な条約」づくりを訴えた。

報告書によると、中国が大量輸出していたのは小銃に使う7・62×39ミリ弾。アムネスティは、近年もコートジボワール政府軍が持つ同型弾の30%を占めていると推定している。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130320/chn13032010310003-n1.htm