「社会は不公平」が64% 中国の出稼ぎ労働者

産経新聞 2013.01.07

中国政府系シンクタンク、中国社会科学院は7日、北京市と広東省など4省で農村からの出稼ぎ労働者を対象にした調査結果を発表、64・0%が「社会は不公平」と認識していることが分かったと指摘した。中国の通信社、中国新聞社が伝えた。

中国では経済発展や腐敗に伴い格差拡大が深刻化。各地で出稼ぎ労働者による暴動を伴う抗議活動が頻発するなど社会不安の大きな要因となっている。

調査結果は2012~13年版の「社会心理青書」に掲載。25・7%が「非常に不公平」、38・3%が「どちらかというと不公平」と回答した。都市住民と異なる不公平な対応としては「同じ仕事で賃金が異なる」「就職機会の不平等」「給料遅配」を挙げた。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130107/chn13010721480007-n1.htm