世界ウイグル会議は、ロブサン・センゲ博士が中央チベット政権首相に選出されたことを祝賀する

世界ウイグル会議 2011.05.06 | 翻訳・掲載:2011.05.14
https://www.uyghurcongress.org/en/?p=8153

親愛なるロブサン・センゲ博士

私は世界ウイグル会議を代表して、博士が民主的で透明性のある公正な選挙過程を経て中央チベット政権首相に選出されたことについて最も暖かい祝意を表したいと思います。私たちは貴方の専門的そして学問的な経験が、貴方のチベットの大義に対する深いコミットメントと同様に、貴方の新しい地位ばかりでなくチベット内外の全てのチベット人の為の大きな価値となるであろうとを確信しています。

私たちは高度な自治を求めるダライ・ラマ法王の中道的なアプローチへの尽力を継続するという貴方の決定を歓迎します、なぜならその決定は貴方の非暴力で、平和的、民主的な闘争へのコミットメントを明確に表しているからです。

チベット人とウイグル人は数十年にわたり中国の抑圧の下に生きてきました。両民族はその宗教的アイデンティティを侵食させ、文化的疎外を加速させることを目的とした北京の同化政策を被ってきました。中華人民共和国政府のチベットと東トルキスタンにおける激しい抑圧政策は、今日の中国の政治的安定、民族間摩擦、そして社会的緊張の主たる原因です。したがって私たちは中央チベット政権の活動を強く支持します、そして私たちは私たちの同胞に自由と民主政治をもたらすために両民族の力を合わせていくことが重要であると信じます。

ウイグルとチベットの人々の関係はダライラマ法王がインドに亡命された1960年代にさかのぼり、現在まで続いています。世界ウイグル会議は共通の目的を推進する為に中央チベット政権と同様にチベット人の諸組織と緊密に行動しています。

私たちは、貴方のご都合がよいときにいつでも、チベットとウイグルの人々の人権と民主政治の為の奮闘について経験と専門知識を共有するために、こころよりドイツ・ミュンヘンの私たちの事務所に貴方を御招待します。

ご就任おめでとうございます。

ご多幸をお祈りします。

世界ウイグル会議総裁 ラビア・カーディル