中国大使館テロ 「ウイグル独立派の犯行」キルギス発表

毎日新聞 2016.09.07

 【モスクワ杉尾直哉】中央アジア・キルギスの首都ビシケクの中国大使館で8月30日に起きた自爆テロ事件で、キルギス国家安全保障委員会は6日、「タジキスタン国籍を持つウイグル族の男(33)による犯行と断定した」と発表した。インタファクス通信が伝えた。

 男は中国・新疆ウイグル自治区の独立を主張する「東トルキスタン・イスラム運動」(ETIM)のメンバーという。シリアで活動する「シリア征服戦線」(旧ヌスラ戦線)と連携するウイグル族武装勢力の指図を受け、自爆攻撃を実行したとみて、キルギス当局が調べている。

 事件では大使館の現地職員3人が重軽傷を負った。中国政府がキルギス当局に速やかな捜査を求めていた。

http://mainichi.jp/articles/20160907/k00/00m/030/134000c